このプロジェクトをやろうと思った理由

私たちは福島県の有機農家と消費者をつなげることを目的に活動しています。 福島はとても広く、状況は本当に様々です。震災がきっかけとなり、やむを得ず農業をストップし、数年後にやっと農業を再開し孤軍奮闘している農家もいます。そうして刻々と変化する福島の農業をもっと多くの人に知ってほしい。メディアを通してではなく、福島に来て、自分で見て体感してほしい。そしてこれからの福島の農業について、生産者と消費者という垣根を超えて、共に考えたい。そのためのスタディーツアーを開催します。

 

このプロジェクトで実現したいこと

有機農家と消費者をつなげる「福島の農家を巡るスタディーツアー」を開催します。 年2回、春夏に1回、秋冬に1回を予定しています。 農家と、ツアー参加者が対話することを大切にしています。 参加者はお客様のままで終わらず、これからの福島の農業に必要なことは何か?共に考え、一緒にできることを考える「仲間」「キーパーソン」のようになって欲しいと考えています。 そして、農家と消費者がつながるコミュニティーを作っていこうとしています。

 

「福島の農家を巡るスタディーツアー2017」

昨年度に実施した「福島の農家を巡るスタディーツアー」の様子をお伝えします。

第 1 回 2017 年 9/23(土)〜24(日) 参加者 7 名

浪江町の NPO 法人 Jin 川村博会員、南相馬市 小高区、根本洸一会員の田畑、農家民宿森のふるさとに て藍の収穫と生葉染体験、「報徳庵(はらがま朝市)」、相馬市・大野村農園等を訪問。

 

第 2 回 2018 年 2/17(土)〜18(日) 参加者 7 名

富岡町の米農家・渡辺伸さん、楢葉町の米とゆず農家・松本広行さん、地域内外の若者が営むシェアス ペース「木戸の交民家」、広野町の「新妻有機農園」 新妻良平さん、広野町の「二つ沼直売所」、「大熊 町モーモーファーム」 谷 咲月(さつき)さん等を訪問。

首都圏からの消費者を中心とした参加者が集い、浜通りの農家を中心に訪問し、体験も交えながらお話 しをさせていただきました。震災から 6 年が経過した今の浜通りの現状を理解してもらい、農家との交 流を深めました。また、同じ福島県内であっても互いに存在を知らなかった農家同士をつなぎ、新たな 有機農家のネットワーク形成に貢献しました。

 

新たなつながりを生む交流会の開催

2018 年 3/17(土) 参加者 50 名

さらに、ツアーの単発開催で終わらず、これまで出会った福島の農家を東京に招き、首都圏の消費者に 福島の農について考える場を作りました。参加者は 40 名、スタッフも含め 50 名が集結。熱心に福島の農家の話に耳を傾ける方々ばかりでした。生産者と消費者が互いに理解を深めるためには、直接顔を合わせることが最も効果的だと再確認する場となりました。 回を重ねて会うことで、生産者と消費者が問題意識や目的を共有し、あらたな福島を応援するコミュニ ティが生まれる可能性を感じます。

このプロジェクトを支えたい!

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