ふくしま有機ネットでは3つの取り組みを通して、県内の有機農業をバックアップしています。

 

【 作る力 】有機農業技術の向上・普及 【仲間を増やす】有機農業者の育成

<技術向上普及事業> 有機ネットでは、稲作、野菜、果樹、畜産、加工における 「技術検討交流会」を開催し、無農薬、無化学肥料で、 地域資源活用の技術を広げるための相互学習の場を提供しています。それは、これまで各有機農家が中心となって技術発展を遂げてきた一方、依然として栽培技術面でハードルが高く、分野ごとに置かれている状況も異なるためです。また、これからの時代は農家自身が消費者に商品の魅力を伝える力が重要になるため「農家の伝える力向上講習会」も開催しています。

 

【 売る力 】自立・安定経営、再生産を目指す

<営農支援事業> 有機ネットは、生産者の経営安定を目指し、販売力強化を促す活動を行っています。そのために、農産物にまつわるストーリーを生産者から直接買い手に伝える機会となる「販売事業・ファーマーズマーケット(マルシェ)」 への参加、運営のサポートをしています。また、作り手と買い手の垣根を取り払い、双方のより深いつながりを作る「体験交流」の企画・運営等の事業も展開しています。

 

【 伝える力 】有機農業の理念の浸透

<消費者交流 文化伝承事業> 今、信頼できる作り手とのつながり、自分自身の手で「生産する力」を求める人が増えています。そうした生産者と消費者同士の学びや関係構築は、農業を取り巻く環境にとどまらず、これからの社会の変化において大切な役割を果たすものだと感じています。そこで、より深く多様で豊かな関係性を紡ぎ出すために、私たちは通年を通して生産活動に携わる「農と食の学校(農業体験・援 農)」や福島の農家を巡る「スタディーツアー」、食や農について共に考える 「有機農業映画祭&シンポジウム」等を開催しています。