種から食べ物を作る体験食育プロジェクトin富岡町
日産スマイルサポート基金の助成を受けて、昨年から実施している「種から食べ物を創る食育体験活動」。昨年は喜多方市、郡山市、福島市で実施しましたが、2年目の今年はこの三か所に加えて、浜通りの富岡町でも実施しました。
ふたすけ(ふたば地域サポートセンター)とコラボで、6月26日日曜日にふたすけが管理している畑に大豆を播きました。種まきごんべえというユニークな名前の播種機を使ってミヤギシロメという品種の大豆を播いていきます。子供たちでも簡単に播くことができました。
その後近くの施設に移動して食事会。
8月21日に昆虫に詳しい講師を招いての畑の生き物調査を実施。
確認できた生き物は
チョウ目キタキチョウ、モンシロチョウ、モンキチョウ、キアゲハ、ヤマトシジミ、チャバネセセリの計6種。
トンボ目はウスバキトンボ、ミヤマアカネ、アキアカネ、シオカラトンボの計4種。
甲虫目はハネカクシの一種、ゴミムシの一種、ハムシ2種と外来種のブタクサハムシの計5種。
ハチ目はフタモンアシナガバチ、トラマルハナバチ、ハナバチの一種の計3種。
カメムシ目は外来種のアワダチソウグンバイ、ビロウドサシガメ、ホソヘリカメムシ、ナガカメムシの一種、ヨコバイの一種、アシナガサシガメの一種の計6種。
バッタ目はマダラスズ、エンマコオロギ、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、ヒシバッタ、トノサマバッタ、クルマバッタモドキ、コバネイナゴ?、オカメコオロギの一種の計9種。
6目で計33種でした。
10月22日に枝豆を食べる会を開催しました。枝豆として食べるにはギリギリの時期でしたが、とても美味しかったと好評でした。
11月27日に大豆の収穫と脱穀を実施しました。直前に発熱したなどで参加者のキャンセルがあったのが残念でしたが、無事大豆の収穫から脱穀、唐箕がけまですることができました。
そしてついにみそ仕込みワークショップ開催です。
12月11日に総勢30名を超える親子が集まって開催されました。
大豆を茹でてミンサーでつぶし、そこに塩と麹をしっかりと混ぜ合わせて、団子を作って空気を抜きながら容器に入れていく作業を体験しました。
その間、みそを使ったイモ汁と大豆の入ったおむすぶをみんなで食べながら、講師の農家さんの発酵と微生物についての話をききました。
浜通りではこうしたワークショップはまだ少ないらしく、参加された親御さんから今後もこうした取り組みをぜひやってほしいという声をいただきました。